突然ですが、海外旅行に行く前に保険って入られますか?ほとんどの人が海外旅行に行くのにわざわざ保険に入ることはしないんじゃないでしょうか。
かくいう私も昔カナダに1年ワーホリに行った時にしか入ったことがありません。その時に15万円ぐらい払った覚えがあるので、海外旅行保険=高いというイメージがついてしまいました。
しかし、その後海外旅行保険について色々調べているうちに、1年ぐらいなら海外旅行保険料を無料にできることに気づきました。
目次
クレジットカード付帯の海外旅行保険について
クレジットカードに海外旅行保険がついていることを知っている人は多いと思いますが、どうやったらその保険が適用されるかまでご存知でしょうか。
クレカ付帯の海外旅行保険に大きく分けて自動付帯と利用付帯のものがあります。どちらも対象期間は90日までのものが多いですが、適用となる条件が違います。
自動付帯とは

自動付帯の保険はそのクレジットカードを持って海外旅行に行くだけです。事前の連絡や手続きなども必要ありません。
適用のタイミングは出国したときからです。1度帰国すると、再度出国してから90日間対象になるので、3ヶ月以内の旅行に小まめに行く場合はその間ずっと保険に加入していることになります。
利用付帯とは

(出典:楽天カード)
利用付帯のカードは、旅行に関する支払いをそのクレジットカード支払うことが条件です。ただし、全ての料金を支払う必要はなく、空港までの交通費などほんの一部だけで適用となるものが多いです。
ツアー代金や、公共の交通機関をクレジット払いすることが条件です。
海外旅行保険が付帯されます。保険期間は支払いをしたときからです。ツアー代金の一部でよかったり、いくら以上の利用が利用といった条件はありません。
利用付帯のカードで保険を付けることも決してハードルは高くないですが、カードによって細かい違いがある場合があるので注意が必要です。例えば、楽天カードでは利用付帯の条件に、出国前の支払いという条件があります。出国後のカード利用では保険がつかないわけです。
やはり出国するだけで保険が付く自動付帯に比べると面倒ですね。海外旅行保険を目的にクレジットカードを持つ場合は、自動付帯のものがおすすめです。
年会費無料 自動付帯のおすすめカード3選!
海外旅行保険が自動付帯する年会費無料のクレカはいくつかあります。
何の負担もなく持っているだけで海外旅行の際には保険が付くので、海外旅行好きなら1枚は絶対に持っておくべきです。
おすすめカードを厳選して3つご紹介します。
これ1枚は絶対に持っておくべき!エポスカード

これは迷わず作って欲しい!一番おすすめなカードはエポスカードです。
おすすめする理由は、実際に海外保険の目的として重要な、ケガや病気になった場合の治療費の上限が多いこと。同じく年会費無料で自動付帯のDCジザイルと内容を比べみます。
エポスカード![]() |
DCジザイル![]() |
|
---|---|---|
年会費 | 無料 | 無料 |
国際ブランド | VISA | マスター |
保険付帯条件 | 自動付帯 | 自動付帯 |
傷害死亡/後遺障害 | 500万円 | 1000万円 |
★重要★ 傷害/疾病治療費用 |
傷害200万円 | 傷害30万円 |
疾病270万円 ↑多い |
疾病30万円 ↑少ない |
|
救援費用 | 100万円 | 200万円 |
賠償責任 | 2000万円 | 1000万円 |
携行品 | 20万円 | 10万円 |
キャッシュレス診療 | ○ | ○ |
※表内の金額は補償金額の上限です。
DCジザイルは死亡補償の金額のみエポスカードは上回っていますが、重要な部分はエポスカードの方が補償が手厚いことがわかります。海外旅行の保険で重要なのは、ケガや病気になった場合の治療費と、持ち物が被害にあった場合の補償です。
保険の内容をチェックする場合には、
- 傷害/疾病治療費用
- 携行品
この2つに注目しましょう。
年会費無料のカードで、病気の治療費が最大270万円までの補償は一番高いです。何の負担もなくこれだけの内容の保険が付いてくるカードなので、持っておかない理由がありません!海外旅行の際のお守りとして是非とも持ちましょう。
25歳以下なら迷わず発行!セゾンブルーAMEXカード

年会費無料となるのは25歳以下限定なのですが、海外旅行保険の手厚いカードとしておすすめなのがセゾンブルーAMEXカードです。26歳以上は年会費3,000円かかりますが、年会費5000円未満のカードの中で最も手厚い海外旅行保険が付いています。
セゾンブルーAMEX | |
---|---|
年会費 | 保険付帯条件 |
25歳以下無料 (26歳から3,000円) |
自動付帯 |
傷害/疾病治療 | 傷害死亡/後遺障害 |
300万円 | 3000万円 |
携行品 | 賠償費用 |
30万円 | 3000万円 |
キャッシュレス診療 | 救援費用 |
○ | 200万円 |
他にも帰国時手荷物 無料宅配サービスなどの特典もあります。
国際ブランドがAMEXというのもおすすめポイントです。VISA/JCB/マスターはすでに持ってる
1枚で充実した保険が付いているので、海外旅行好きなら年3,000円払ってでも十分メリットのあるカードです。
安心のJCBブランドの中で一番お得!JCB EITカード
年会費無料のJCBカードの中で一番いい海外旅行保険が付帯したカードです。重要だと紹介した傷害/疾病治療、携行品の上限は低めですが、JCBカードとしてのメリットが受けられるのが大きいです。JCBカードのメリットとは
- JCBカードは不正利用への対応が良い
JCB EITカード | |
---|---|
年会費 | 保険付帯条件 |
無料 | 自動付帯 |
傷害/疾病治療 | 傷害死亡/後遺障害 |
100万円 | 2000万円 |
携行品 | 賠償費用 |
20万円 | 2000万円 |
キャッシュレス診療 | 救援費用 |
○ | 100万円 |
リボ払い専用カードですが、上限金額を最高にまであげることで、通常の一括払いのカードとして変更も可能です。
JCBブランドのカードを1枚作っておきたい場合にはおすすめのカードです。
海外でのケガや病気の治療費はどれぐらいかかる?
エポスカードは海外で病気で入院したとすると、最高270万円が支払われる保険だということはお分りいただけたと思います。では、海外での治療費はどれぐらいかかるものなのでしょうか?270万円でも全然足らないのであれば、保険に入っていても安心できませんからね。
海外でのケガ治療費の参考費用
ジェイアイ傷害火災保険株式会社のホームページに、海外の医療費の事情が紹介されています。こちらの内容を簡単にまとめてみました。詳しく確認されたい方は出典元のホームページをご覧ください。
盲腸で2〜3日入院 | 手首の骨折 | |
---|---|---|
日本 | 60万円 | 2万円 |
台湾 | – | 1万5000円 |
中国 | 7万円~156万円 | 3万~31万円 |
タイ | 48万円 | 3万円 |
シンガポール | 111万円~168万円 | 3万円~6万円 |
オーストラリア | 80万円 | 5万円 |
フランス | 109万円 | 40万円~46万円 |
ロンドン | 94万円~135万円 | 13万円~21万円 |
ハワイ | 300万円 | 5万円 |
カナダ | 81万円 | 8万円 |
(出典:海外の医療費の事情 | ジェイアイ傷害火災保険株式会社)
簡単な理解ですが、海外の医療はアジアは日本と同程度。北米(ハワイ含む)>ヨーロッパ>オーストラリア>アジアの順で高いようです。盲腸の手術にかかる治療費だけで、エポスカードの上限金額を超えるのはハワイのみですね。
とはいえ、保険というからにはもっと余裕を持っておく必要があります。様々な保険会社のこれまでの支払い事例などから判断して、
- アジア 300〜500万
(シンガポールが一番高い) - オーストラリア 400万
- ヨーロッパ 400〜600万
- アメリカ(ハワイ含む) 1000万以上
ぐらいの補償上限があると安心できそうです。
年会費無料で一番手厚い保険がついたエポスカードでも、これだけ持っていれば安心!というには足りないようです。やはり年会費1万円ぐらいのゴールドカードに付いた保険でもないと、不十分なのでしょうか。
クレカ付帯保険にお得に加入できる裏ワザ
ここで、裏技のご紹介です。
実は年会費無料のクレカ付帯保険でも、ゴールドカード以上に手厚い保険にできる方法があります。それはクレカ付帯保険カードの複数持ちです。
裏技①ケガや病気の治療費にかかる保険の上限は合算できる
実はクレカ付帯海外旅行保険のほとんどの補償金額は複数のカードを持つことで合算ができます。合算できないのは、死亡と後遺障害のみで、それ以外は合算可能です。つまり、病気や怪我の治療費、持ち物の被害にあった場合の額までパワーアップさせることができます。
おすすめカードのエポスカードとセゾンブルーAMEXの2枚を合算すると、
エポスカード | セゾンブルーAMEX | 合算 | |
---|---|---|---|
年会費 | 無料 | 25歳まで無料 | 25歳まで無料 |
傷害死亡/後遺障害 | 500万 | 3000万円 | 3000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 | 300万円 | 500万円 |
疾病治療費用 | 270万円 | 300万円 | 570万円 |
救援費用 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
賠償責任 | 2000万円 | 3000万円 | 5000万円 |
携行品 | 20万円 | 30万円 | 50万円 |
キャッシュレス診療 | ○ | ○ | ○ |
適用条件 | 自動付帯 | 自動付帯 | 自動付帯 |
北米旅行以外であれば十分に安心できる金額になりました。あまりクレカを作りすぎるのは考えものですが、海外旅行に行くならクレカを2〜3枚は用意しておくのが普通ですよね。どうせ作るなら海外旅行保険の付いたカードを作りましょう。
裏技②無料のクレジットカードを申し込むだけで15,000円がもらえる方法
いくら無料とはいえ、複数のクレジットカードを申し込むのは面倒です。ちゃんと必要な金額分の保険を用意しておくに越したことはないと思うけど、めんど臭くてもういいやとなってしまうことも多いです。そこで、無料どころかお金がもらえちゃう裏技もご紹介します。
その方法とは、ポイントサイトを経由してクレジットカードを申し込む方法です。方法は簡単です。ハピタスというポイントサイトに登録し、その後作りたいカードを検索画面で検索します。

「ポイントを貯める」ボタンを押すと、そのカードの申し込み画面に移動するので、後は通常通り申し込むだけ。


ハピタスでなくても似たようなサービスはあるようですが、現在ポイントアップキャンペーン中だったので、こちらをご紹介しました!現在年会費無料の楽天カードを作るだけで、9100円相当のポイントがもらえます。もちろん通常の特典の楽天ポイントとは別に!です。
おすすめカード1位、2位のカードに加えて、楽天カードも作るだけで15,100円分のポイントがもらえます。ポイントは1pt=1円で現金化できるので、無料申し込みをするだけでお金がもらえちゃうんです。

ポイントアップキャンペーンがいつまで続くかわからないので、まだ持っていない方はこの期間中に作っておくことをオススメします。航空券代には及ばないですが、旅先でのディナーを少し豪華にできそうです( ^ω^ )
コメントを残す